学校給食のしくみ

1 物資納入業者の登録

 学校給食用物資の納入業者は、登録業者の資格基準を充たしたうえで、理事会・評議員会の承認を得て登録されます。
 また、登録された納入業者に対しては、食品安全衛生研修会や個別の衛生管理指導を実施し、より安全確保に努めています。



2 献立作成(教育委員会所管)

 学校給食は基本物資(主食の米・パン・牛乳)と副食物資(おかず等)を基本とし、バランスよく栄養が取れるよう工夫されています。
 まず、栄養教諭・学校栄養職員が季節の食材を考慮して年間の標準献立を作成し、献立作成委員会にて月ごとにさらに検討されて決定されます。



3 物資の選定
 
 給食用物資は、献立に基づき、一般物資は月、半期、年間契約とし、「熊本市学校給食用物資納品規格集(改訂版Ⅱ) 」 に従い、それぞれの登録業者に見本の提出を求め、毎月開催される物資購入委員会で、内容分析・品質・産地・価格等を吟味しアレルギー対応物資も考慮して決定されます。
 また、野菜・果物は、月2回開催される青果物査定会で産地・規格・価格が決定され、その他に食肉・豆腐・生麺・酒等は納入組合(一部除く)と学期・年間契約しております。



4 選定物資の確認

 選定された物資は、毎月各学校・園、共同調理場代表の栄養教諭・学校栄養職員・給食技師・給食栄養士で構成される給食連絡会に見本を展示し、選定された物資の確認をされます。



5 物資の納品

 物資購入委員会等で決定された物資は、各学校・園、共同調理場から毎月提出される発注書により、学校給食会で取りまとめて各業者へ発注します。
 受注業者は、鮮度維持のため、保冷庫・冷凍車等を使用し献立当日に配送し衛生管理に努めています。



6 納入物資の検収・検査

 各学校・園、共同調理場に納品される物資については、栄養教諭・学校栄養職員・給食技師・給食栄養士が、数量・品質・表示・賞味期限等をチェックされます。もし、物資に異常(数量不足・品質不良等)がある場合、また、調理中に異物等が発見された場合、直ちに物資の補充や交換を納入業者に指示・指導します。
 なお、学校給食会と教育委員会・保健所が連携して、納入された物資の細菌検査等を定期的に市の機関で実施しております。



7 おいしい給食が出来上がります

 徹底した衛生管理のもと、学校・園、共同調理場において、すばやく・おいしく調理され、楽しい給食が始まります。
 安全で安心できる学校給食は、学校給食会の願いです。